川野の咳止め薬情報まとめ〜咳止め薬コレクション〜

2017年01月01日

咳止め薬とアルコールを併用してはいけない理由

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「お酒と薬を一緒に飲んではいけない」とよく言われます。これは肝臓に過剰な負担がかかるためです。お酒に含まれるアルコールはアルコールデヒドロゲナーゼという酵素によって肝臓で分解されます。肝臓での分解が追いつかない分は血液中に保持されますが飲酒検問などでも調べるように血液でもかなりの濃度になることがあります。つまり普通の飲酒量に対して肝臓での分解は追いつかないことが多いということです。薬の成分もお酒と同様に肝臓で分解されます。

薬の処方量は肝臓での分解を見越して「体が正常なときによく効く量」に調整されています。したがって肝臓がアルコールの分解に一生懸命な場合薬の分解が遅くなり「効きすぎる」状態になってしまいます。咳止め薬が効きすぎた場合を考えてみます。いくつか種類がありますが脳に作用したり気管支を広げたりして咳を止めるような成分が含まれています。副作用として眠気やめまい食欲不振などが起こることがあります。したがってお酒と咳止め薬との組み合わせは急激な眠気や体調悪化を引き起こす可能性があります。

またアレルギーの薬と同じような成分を含むものもありこの成分は頭痛や吐き気という副作用を引き起こします。さらにお酒の分解も遅くなるので悪酔いしやすくなることが予想されます。これが両者を組み合わせてはいけない理由です。金柑大根おろしなど咳に効く食べ物もいくつか知られています。風邪なのにどうしてもお酒を飲みたいときは薬でなくこれらの食べ物と一緒に飲むことにしましょう。

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